こんにちは方舟です(^^♪
大切に育てた幼虫が無事に蛹になると嬉しいですよね☺
このまま無事に羽化してほしい所ですが羽化に失敗すると…
はい、羽化不全になります((+_+))
今回は羽化不全を防ぐため蛹の管理方法と人工蛹室の作り方を紹介します✨
生き物なのでこれをすれば100%大丈夫!
と、いう訳ではないので参考程度にお願いします👀
それでは参りましょう🫡
羽化不全と蛹の管理方法
羽化不全は主に3つ要因があります。
2.蛹室内の環境が整っていない
3.羽化中に脱皮できなかった
以上が主な要因です。
インラインブリードで血が濃すぎることも羽化不全の原因と言われることがあります。一般的に累代障害(麻痺や短命等)はF5以降とされています。
ですが、オオクワガタで有名なTOPGUNさんの山梨TG血統は20年以上インブリしつづけても健全な個体が多いです。
なので一概にインブリしつづけると累代障害がでやすいとはいいきれないです。
僕は血の濃さよりも種親の個体差や温度・湿度・蛹室内の環境を重視してます👀
蛹室内の環境が悪い時に活躍するのが、人工蛹室です。
人工蛹室が必要な状態
・菌糸ビンが著しく劣化している(粘菌がまわってる等)
・蛹室内まで、菌糸がまわっている
露天掘りで蛹を潰さないように注意!!
それと菌糸ビンの底に蛹室をつくると水滴が底に溜まります。その場合、羽化しても羽を乾かせずに羽パカになる恐れがありますので、傾斜が浅い蛹室であれば菌糸ビンを裏返すか人工蛹室へ移して下さい。
前蛹とは?
前蛹とは蛹になる直前の状態です。
特徴は濃いクリーム色で屈伸運動を繰り返します。
菌糸交換時にこの状態だと既に蛹室ができています。その際は露天掘り若しくは人工蛹室へ移してください。
幼虫の色がクリーム色になりかけていてまだ菌糸を食べれる状態であれば、幼虫が再度蛹室を作るのに体力を消耗して体重が落ちるため菌糸でなくマット交換がオススメです。
人工蛹室で管理する
ここからは人工蛹室について説明します!
人工蛹室はショップから購入がオススメですが園芸用のスポンジ(オアシス)から自作可能です。
用意した物
ざっとこんな感じです。
あと霧吹きも必要ですね👀
フラワー吸水スポンジはDAISOで確保!長方形でサイズも大きいので重宝してます✨
手順① スポンジをカット
保管するケースのサイズにあわせて定規でスポンジをカット。
写真はプラスチック製の定規ですが使いづらかったんで硬い定規がオススメ!
角っこもカットしてこんな感じ!
ケースの隙間は新聞紙を詰めればOK!!
手順② スポンジを縦に削る
蛹のサイズに合わせて縦長に掘ります。
リンク
スポンジカッターで縦に削ったあとは、スプーンで内側を広げていきます。
体感ですが人工蛹室の外側は狭くして内側を広げて削ると羽化後も外に出ようとせずにじっとしてくれてます👀
横幅が広すぎると蛹の位置が安定せずに体力を消耗するのでご注意下さい。
手順③ スポンジ内側を整える
削った後はスポンジ内側を滑らかにするため、指で整えていきます。
特に気をつけていることはありませんが、爪を切って焦らず丁寧に作れるように心がけてます。
手順④ 加水する
形が整ったら加水します。加水方法はブリーダー様それぞれで異なりますが、僕の場合はスポンジに霧吹きで10回くらいプッシュしてます👀
スポンジに水気がないと、蛹が干からびてしまう恐れがあります。
ただし、ベチャベチャだとカビるので触って水気を含んでるとわかる程度でお願いします🙇♀
手順⑤ 完成
蛹を投入して、これで完成。
羽化するまでこのまま様子見ですが、人口蛹室の水気がひいたら適度に霧吹きで加水してください✨
今回投入した蛹は元祖奈良輪川西ちなみ血統の♂の蛹!
顎がシャープな能勢産の大型血統と違って、イカツさが売りの人気個体です✨
僕は川西産をメインでブリードしてて、個体販売もしてます!
もし気になる方は販売ページを覗いてください😆
最後に
ブリードで理想のオオクワを追求するには、どうしても不全は付きものです。
ですが、この記事を通じて少しでも参考になって完品羽化できれば幸いです☺
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それでは!
川西っ!!
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