能勢産はどんな血統がいるの？わかりやすく徹底解析！

オオクワガタで最も有名かつブリーダーの多い産地は能勢産です。
今回は、能勢産の大型血統についてご紹介します(｀･ω･´)ゞ

能勢産の大型血統の特徴は、

シャープな顎でサイズが出やすい！

ビークワレコード(ギネス記録)を更新する個体は能勢産だらけです。
そのため、どの能勢産の血統もサイズ重視が多いです。

能勢YG血統
能勢SR血統
梅崎血統
信玄血統
銚子YG血統
NESIA900血統
MDR917血統
REX-888血統
最後に

能勢YG血統

yasu kong様が能勢産を累代して2007年に84.7mmでビークワレコードを更新した大型血統です。2008年以降のレコード個体は全てYG血統の血を引いています。
2023年にはhxbwh999様が能勢YG血統で94.11mmでレコード更新しました。

とんでもなくデカいですよね…

オオクワガタの大型血統で最も流通量が多く、サイズがでやすいのでブリードをはじめたての方にもオススメです。

能勢SR血統

嶋原様（shima様）が能勢YG血統をベースに梅崎血統と信玄血統をかけあわせて誕生した血統で2016年に90mmでビークワレコードを更新しました。
SR血統は他の生体と比べて幼虫の蛹化前の最終体重に対してサイズがでやすい（還元率が高い）といわれており、2022年にhxbwh999様がSR血統で93.72mmでビークワレコードを更新されました。サイズも凄いですが、同じ方が2年連続レコード更新は本当に凄すぎです(ﾟдﾟ)！

梅崎血統

梅崎勇一様の大型血統です。
2002年〜2003年頃、梅崎様はオオクワガタの能勢産で82mmの生体を羽化させました。当時のビークワレコードは2002年にイマヒデ様（信玄血統）の81.8mm、2003年に森田様（森田ゴールド）の82.4mmなので、タイミングがよければビークワレコードを更新していたと思います。

この82mmの生体がベースになった血統が梅崎血統と私は認識しています。

私事ですが、この血統は非常に情報が少なくてネットでもでてきませんでしたが、ルカヌスワールド（廃盤）に梅崎様のインタビューがあると情報提供頂き、ようやく調べることができました。
梅崎様は大型の生体を次々と産出し、サイズだけではなく形にもこだわり、究極の個体を目標にブリードされている素晴らしい方でした。

信玄血統

イマヒデ様が能勢産を累代し、2002年にビークワレコードで81.8㎜を更新した大型血統です。

信玄血統は大型の♀がでやすい傾向があり、2000年代ではサイズアップを図るため能勢YG血統と信玄血統を掛け合わせるブリーダーさんも多かったです。魅力的な血統ですが、現在では信玄血統の入手は非常に困難です。
また、イマヒデ様が愛用されてる菌糸ビン大夢は全国で広く流通しているので、非常にメジャーです。

銚子YG血統

銚子オオクワガタ倶楽部様(オンラインショップ)が能勢YG血統をベースにブリードした大型血統です。

銚子様はブリード歴が長くて、かつては川西産でもNA血統やG血統をつくられている有名ブリーダーです。現在は能勢産メインで、ネット販売しています。ヤフオクでは個人によるオオオクワガタの出品は禁止ですが、銚子様はストアであるのでそちらでも出品されています。
銚子様は菌糸（CSやZS）も販売されていて、超大型での羽化実績があります。