オオクワガタを産卵させたい!産卵セットの準備と方法を紹介します!

こんにちは方舟です♪

オオクワガタの産卵セットですが、空砲やら無精卵やら失敗もありましたが…

ちなみ血統でようやく、

幼虫が30頭以上採れました!

と、いうことでオオクワガタのペアリング〜産卵セットの組み方〜割り出しについて自身の経験もふまえて紹介します(^^♪

ペアリング(交尾)

オオクワガタは外国産と違って、警戒心が強いため、人前ではなかなかペアリングしません。従って♂と♀を同居させる同居ペアリングが一般的です。

ペアリングの成功率を上げるには3つポイントがあります。♂と♀ともに成熟し、時期が合えばベストです♪

・♂と♀ともに羽化後半年以上経過
・♂と♀ともに越冬済み
・時期が3月下旬〜9月

同居させる

♂と♀を同居させます。♂は温厚ですが、♀を挟んで☆にする場合もあるので、結束バンドを使って顎縛りします。

♂と♀が近くにいれるように、ケースは中位のサイズで、一緒に食べれる餌皿とマットを用意します。マットの量は潜りっぱなしになって欲しくないので、浅めにしてます✨

オオクワガタ顎縛り

こんな感じです。針葉樹マットですが、ちょっと多すぎたかな(笑)

ここから、1週間程同居させてペアリング済みと判断します。

ハンドペアリング

今のが一般的なオオクワガタのペアリング方法ですが、どうしても心配な方や産卵を失敗された方(無精卵、空砲)には、やや難易度高めですがこちらの記事にてハンドペアリングの方法を紹介します✨

オオクワガタが無精卵!?ハンドペアリングに挑戦!
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産卵セットを組む

産卵セットを組むには、3つの方法があります。

・産卵木を使用
…安価、たくさん組みやすい、手間がかかる
・カワラ材を使用
…♀の産卵意欲促進、手間いらず、費用がかかる
・菌床を使用
…産卵意欲促進、手間いらず、卵が菌糸にまける可能性あり、費用がかかる
以上です。ちなみに僕が幼虫を30頭以上採れた際はカワラ材を使用しました。
菌床は使用したことがないので、今回は割愛します。

産卵木で産卵セットを組む

まずは、一般的な方法である産卵木を使用した産卵セットの組み方をご紹介します。産卵木は安価なのでたくさん組むにはオススメです。ですが、産卵木の質(柔らかさ)と下準備が重要なので、順に説明します。

産卵木を加水

産卵木を加水

オオクワガタの産卵木は柔めが良いです。判断基準としては、木の表面に力を込めずに爪楊枝がささるくらいが良いです。

僕は川口商会の産卵木を使用しています。産卵木はこのままでは使用できないので、産卵木に重しを乗せて、2時間ほど加水します。

樹皮を剥がす

その後、産卵木を半日ほど陰干しして樹皮を剥がします。樹皮をはがすことで、♀の負担軽減と雑菌の繁殖を予防します。剥がした樹皮は転倒防止材に利用できるので、そのままとっておきます。


マットは産卵一番が最もオススメです。加水やガス抜きが必要ですが、その名の通り高い産卵実績を誇ります!

産卵セット完成

ケースの中にマットを約5cm加えて、その上に産卵木を並べます。その後産卵木の隙間が埋まるまでにマットを加えます。

産卵セット

最後に、転倒防止の樹皮とゼリーを入れて…完成!!

ここから、ペアリング済の♀に3週間〜1ヶ月産卵を頑張ってもらいます!

産卵セットの管理温度は25度〜28度がベスト!

温度が低いと♀が寝ちゃうことがあります😓

カワラ材で産卵セットを組む

続いて、カワラ材の産卵セットについて説明します。


カワラ材のメリット
・♀の産卵意欲を促進
・下準備が簡単(加水不要)
・割り出ししやすい
カワラ材のデメリット
・コストがかかる
・保管の際は冷蔵が必要
カワラ材は♀の産卵意欲を促進するうえに、殺菌済みで、材も柔めなので産卵木と違って下準備が非常に楽です!
コストを考えると産卵木がコスパが良いですが、産卵する可能性をあげるにはとてもオススメです。
セットの手順は産卵木と同様に産卵用マットを敷いて、カワラ材を並べる
…以上‼手間いらず‼
ちなみにカワラ材は、菌糸でできた白い被膜にまかれています。この被膜を剥く派と剥かない派に分かれますが、僕は菌が強くない限りはほとんど剥きません。
被膜を剥く
・♀の負担軽減
・卵が菌にまかれない
被膜を剥かない
・産卵意欲を促進
・♀が樹皮をかじってくれる
・被膜のお陰でカビが発生しにくい
・発菌が強いとマットにまで菌がまわる恐れがある
上記は僕が感じたことです。
♀のコンディションや時期、そしてカワラ材の状態、ケースバイケースなので状況に応じてご判断下さい✨

産卵セットの割り出し

♀を産卵セットに投入し、約3週間〜1ヶ月。そして、さらに1ヶ月半後、産卵セットから幼虫を割り出します。


こちらのペンチとマイナスドライバーで材割りしますが、慎重にしないと、幼虫や卵を潰してしまう恐れがあるので、材が柔ければ可能な限り素手で割るようにしてます(^^;)

冒頭でも紹介しましたが、こんな感じで沢山採れました☺

ちなみに卵やめちゃめちゃ小さい幼虫はマットと一緒にフィルムケースにいれて管理してます✨

そして、大型狙いの方向けですが、少し大きめの幼虫が採れたら菌糸の入ったプリンカップで1ヶ月ほど管理し、800ccの菌糸ビンに交換します。

幼虫を最初から菌糸ビンに入れるのもありですが、幼虫が弱々しいので、菌糸ビンが無駄になる可能性もあります。

最後に

以上が、ペアリング〜産卵セットの割り出しまでの流れになります。いろいろと手間はかかりますが、成功も失敗も経験として非常に役立ちますので、ぜひ挑戦されてください☺

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採れた幼虫飼育にはこちらの記事がオススメです(^^♪

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それでは!
川西!!

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