どうもこんにちは!方舟です!!
今回はオオクワガタの歴代BE-KUWA RECORDを紹介します🫡
東京都のクワカブショップむし社出版のクワカブ専門誌BE-KUWAの企画でクワカブの最大サイズを計測してむし社がレコード認定しています!
2001年〜2015年までの名称はBE-KUWA GUINNESSですが2016年〜BE-KUWA RECORDへ名称が変わっています!
ということでBE-KUWAが出版された2001年〜現在にいたるまでの歴史を一挙紹介していきたいと思います!
それでは参りましょう🫡
2001年 81.1㎜
記念すべき初のBE-KUWA GINNESSは田中様が阿古谷産で81.1㎜を記録しました!
当時は70㎜台が大型でマット飼育が主流でしたが森田様や元木様といったレジェンド達が菌糸飼育で大型化に成功された事、そして当時高額だった菌糸がお手頃価格で流通されるようになったこともあり徐々に菌糸飼育へ移行してきた時代背景があります。
2002年 81.8㎜
イマヒデ様が能勢産で81.8㎜で更新しました!種親は♂74㎜×♀47㎜です。
この個体より生まれた血統が信玄血統です。
信玄血統は♀が大型化しやすい傾向にありサイズアップを図るため、能勢産に信玄血統を掛け合わせることも流行りました。
使用された菌糸はブリーダーズファームの大夢Bです。大夢B(オオヒラタケ)は2023年〜大夢Aプロスペック(カンタケ)へモデルチェンジしました。
2003年 82.4㎜
森田様が川西産で82.4㎜で更新し、この個体より森田ゴールド血統が誕生しました!
特徴は大型かつ美形に特化しています。この森田ゴールド血統のご本家である森田様は自身で監修された菌糸マジカルギネスを使用しており、2024年も現役でブリードを継続されています。
また奈良輪川西血統は森田ゴールドの個体がルーツになります。
余談ですがこの年梅崎血統で有名な梅崎様が能勢産で82㎜で羽化しているのであと少しでギネス更新でした。
2006年 83.3㎜
ここから3年後メルリンカート様がマツノ久留米血統で83.3㎜で更新しました!
マツノ久留米は愛知県のマツノインセクトが久留米産の大型化にこだわり90年代から続く血統です。既に人気の久留米産でしたがギネス更新で更に人気が高まりました。
ギネス更新した個体はメルリン血統となりましたがメルリンカート様は既に引退されているので大変貴重な血統になります。
使用された菌糸は断定できませんがマツノインセクトのオアシスを使用されているかと思います。
2007年 84.7㎜
yasukong様が能勢産で84.7㎜でギネス更新しました!種親は♂80㎜x♀51㎜でこの個体は能勢847血統と呼ばれるようになりました。
ちなみにyasukong様は能勢847血統の他に過去5年で80㎜が連続して羽化しているラインがあり、こちらが能勢80血統と呼ばれています。
能勢847血統が誕生した年は83㎜が4頭羽化しており好成績を収められています!
2009年 86.6㎜
yasukong様が能勢産で86.6㎜で二冠達成!
この更新した個体と80血統と847血統もあわせて能勢YG血統(Yasukong Ginness)誕生です!
能勢YG血統が1つの血統として名称がまとまりましたが80系、847系、866系と分けて明記されている方もいらっしゃいました。
yasukong様が使用されていた菌糸はEXCEED CRAFTのlevinです。
僕も愛用してますが幼虫達の食いが良くて順調に幼虫体重がのってきてます。
2011年 87.1㎜
ワイドカウ様が能勢YG血統で87.1㎜で更新しました!種親は♂82.0㎜x♀51.4㎜で847系になります。この個体のラインはは能勢YG血統871系とも呼ばれています。
使用されていた菌糸は銚子オオクワガタ倶楽部のHSです。HSは生産終了しましたが更に実績を出されているCSとZSを取り扱われています。
2013年 88.0㎜
ワイドカウ様が能勢YG血統で88.0㎜で二冠達成です!種親は♂85.2㎜(前ギネス87.1㎜個体直仔)×♀50㎜(前々ギネス86.6㎜個体直仔)になります。
ちなみにワイドカウ様は2012年まで川西産、2013年まで久留米産を累代されてきましたが2014年より能勢YG血統一筋になりまして2025年も現役です。
2015年 89.1㎜
maeoki様が能勢YG血統で89.1㎜で更新されました。使用された菌糸はEXCEED CRAFTのlevinになります。
種親は能勢846系を累代されてきた個体です。
ちなみにこの年はshima様こと嶋原様は89㎜と0.1㎜差で準ギネスでした(SG血統誕生)。
あまりにも惜しいのでこのことはBE-KUWA57号に掲載されています。
2016年 90.0㎜
嶋原様が能勢産で90㎜で更新されました!
この個体はYG血統×(信玄血統×梅崎血統)を掛け合わせた個体になります。
ややこしい血統名でしたが昨年89㎜で準ギネスをとられて既にSG血統(shimahara Giness)と呼ばれておりました。
が!正式に更新されたので能勢SR血統が誕生しました。SR血統の特徴は幼虫の最終体重に対して想定される羽化サイズを上回る可能性が高いです(還元率が高い)。
使用された菌糸は神長きのこ園のS8カンタケになります。
2017年 90.5㎜
埼玉県にあるクワカブランドの木下店長が能勢SR血統で90.5㎜で更新しました!
種親♂85.1㎜(同腹89㎜)x♀51㎜(早期)で菌糸は神長きのこ園のS8カンタケです。
クワカブランドは20年以上の老舗で安さが売りのお店であることに加えて、レコード個体の子孫やレコード個体x能勢産でアウトブリードしたK血統を購入できることで話題になりました。
2019年 91.7㎜
Mopar Dorcus様が能勢産NESiA Logo831血統で91.7㎜で更新しました!
種親は♂88.2㎜x♀52.5㎜で菌糸は大阪府のショップNESiAのミラクルハイグレードです。
この個体よりうまれた血統がMDR917血統(Mopar Dorcus 91.7㎜)です。
ちなみにMDR血統はNESiAにて委託託販売されてますが人気なので品切れになりやすいです。
またMopar Dorcus様は久留米産にも力を入れてましてKLBに毎年参加されています。
2020年 92.7㎜
M’s様が能勢YG血統で92.7㎜で更新しました!M’s様はYG血統で2017年88㎜、2018年90.8㎜B、2019年90.4㎜と徐々にサイズアップされてきました。
使用された菌糸は神長きのこ園のS8カンタケになります。ちなみにM’s様はこの年YG血統の♀も61.5㎜と当時のレコード個体と同等サイズの羽化に成功されています!
2022年 93.7㎜
hxbwh999様が能勢SR血統で93.7㎜で更新しました!使用された菌糸は三階松きのこ農城のType-555Tです。
種親は90㎜x53.7㎜(早期)で同腹93.05㎜と91.29㎜が羽化しています。
♀の早期羽化について、♀は10ヶ月〜1年かけて羽化するので次の産卵時期まで1シーズン見送りですが、早期羽化だと次の産卵シーズンに間に合います。年々サイズアップをはかるブリーダーにとってリアルタイムで同腹最大個体の数字が反映される早期羽化の♀の起用は強力な武器だと思います。
2023年 94.1㎜
hxbwh999様が能勢YG血統で94.1㎜で更新しました!二冠達成にYGとSR血統の二刀流という某メジャーリーガー並みのご活躍!
こちらも三階松きのこ農城のType-555Tを使用しています。
種親は2013年のワイドカウ様のギネス個体88㎜の兄弟である83.4㎜の個体を奈良様が長年累代されてきました。
ちなみにhxbwh999様の個体はブリーダーへ委託販売や自身のサイトにて販売されています。
最後に
オオクワガタめちゃめちゃ大きくなりましたね!このまま最大サイズが伸びてゆけばいつか100㎜を超える日がくるかもですね👀
ちなみに僕が知る限り久留米産と川西産の最大羽化サイズは91㎜台ですがいつか20年以上の時をえて王座奪還して欲しい気持ちもあります。
オオクワって本当に奥が深くて最高ですよね😆!!
この記事は今後もレコード更新と共に都度追記します(*・ω・)ノ
最後にクワガタのブログランキングに挑戦中なのでこちらをクリック頂けるとめっちゃ嬉しいです😆!
それでは!
川西っ🫡!!
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