菌糸ブロックを崩して菌糸ビンに詰めたい!必要な道具と方法を紹介します!

オオクワガタのブリードで大型を狙うためには菌糸ビンが必須です!

菌糸ビンの交換は3ヶ月に1度。幼虫が蛹化して羽化するまでおおよそ12ヶ月かかるため、菌糸ビンは3本〜4本交換する必要です。

しかし、たくさん幼虫がいると…

菌糸代がすごくかかる…

そこで登場するのが、
菌糸ブロック!!

菌糸ブロック

菌糸ブロックを崩してビン自詰めするとざっくりですが、菌糸代を4分の1までカットできます!

【オススメ品】

【月夜野きのこ園様のBasic】

それなりにサイズがでるうえに供給も安定して、価格もリーズナブル!

9ブロックまとめ買いだと送料無料になるのでお財布に優しいです。

そして、この菌糸ブロックはオオヒラタケを使用しているので、オオクワガタの幼虫の食いが良く他の菌糸と比べて管理しやすいので、初心者の方や菌糸の経験をつみたい方には特にオススメです。

と、いうことで今回は月夜野きのこ園様の菌糸ブロックを使って手順を説明します!

菌糸ブロックの詰め方

用意する物

1.菌糸ブロック

2.パン切り包丁

3.菌糸ブロック崩し(網、バケツでも可)

4.マットプレス

5.空の菌糸ビン(代用可)

6.菌糸投入穴あけ(りんごの芯抜きorインパクトドライバー)

7.ゴム手袋

意外と多い😯

菌糸ブロックセット

菌糸ブロックの被膜をとる

被膜を切る

届いたばかりの菌糸ブロックは周りに白い菌糸の被膜がついています。これは、他の菌が繁殖するのを防ぐための被膜です。まずは被膜をパン切り包丁等で切って下さい。切るときは多少は被膜が残っても大丈夫なので、神経質にならなくても良いです^^;

補足:被膜が薄ければ、袋に入ったままパンチして崩しちゃっても大丈夫です👍

ブロックを崩す

続きまして、被膜をとった菌糸ブロックを崩します。

菌糸ブロック崩し

100均の網とバケツで代用しましたが、

時間と手間がかかる…

そこで菌糸ブロック崩しを探したのですが、めっちゃ大きいし金額も13,000円〜20,000円くらいが相場…

高っ😨!!

なので、リサーチしまくったところベストな菌糸ブロック崩しを見つけました!

 

これだと、場所もとらないし時間と手間を考えたら…

断然オススメです!

そしてパン切り包丁までついてくる!

菌糸ブロック崩し

ちなみに、3500ccの菌糸ブロックを崩したら、これくらい貯まるので2ブロックまでは続けて崩せそうです☺

代用もきくので、自分のスタイルにあった方法で崩されて下さい。

菌糸ビンに詰める

崩した菌糸ブロックをビンに詰めます。この菌糸詰めの工程、とっても大事。

崩した菌糸をビンにいれて、マットプレスでぐっと詰めます。しっかり詰めないと菌糸がまわらず、幼虫が栄養を採れずに大きく育たなくなる原因になります。


僕も含めて、多くのブリーダー様が愛用しているマットプレスです。ステンレス製なので、力を込めやすくて長持ちします。
マットプレス
詰める菌糸ビンのサイズは800cc、1100cc、1400ccが主です。

僕は以下の容量で菌糸を詰めています。

♂ 800cc・1400cc・1400cc
♀ 800cc・800cc・800cc



こちらが菌糸を詰める800ccボトルです。800ccは♂と♀関係なく沢山使用するので、特に送料を考えるとバラよりまとめ買いがお得になります(^^♪


そして、こちらが♂用の1400ccのボトルです。
容器代はかかりますが、何度でも使いまわしできるので助かります(^^♪
余談ですが、菌糸ビンを大量生産したい方には菌糸プレス機がオススメです。
金額は8万前後ですが、菌糸詰めの効率がめちゃめちゃ良くなります。

 

僕も貯金して買いたい…

菌糸をまわす

詰め終えた菌糸ビンに菌糸がまわるように1週間〜10日ほど日干しします。
菌糸詰め替え
すると、表面に菌糸がまわり白くなります。
基本的にはこれで使用できますが、カンタケの場合は菌がまわるのに酸素を多く消費するため、その後菌糸ビンを裏返して更に1週間まった方がいいです。
このひと手間をかけると菌糸ビンの中の二酸化炭素を逃がし、幼虫が酸素不足で暴れる可能性を下げることができます。

菌糸ビンに投入穴をあける

菌糸がまわってきたら最後に、菌糸ビンに幼虫の投入穴をあけます。
菌糸の芯抜き
幼虫がたくさん食べれるように投入穴の深さは、真ん中から少し下にあけて下さい。
穴のあけ方としては、専用の穴あけ(りんごの芯抜きで代用可)かインパクトドライバー(18mmのドリルビット)がオススメです。
私はインパクトドライバーを使用してます。幼虫投入口の穴以外でも、自作の菌糸ビンの蓋に空気穴をあけたり、使用後の菌糸ビンの菌糸を砕いたりとめちゃくちゃ活躍します。
りんごの芯抜き


マキタ製 インパクトドライバー


ドリルビット18mm

これで完成です!!

まとめ

初期費用に道具代がかかりますが、菌糸ブロックを使用することで菌糸ビン代が4分の1になるので長くブリードを楽しむ方には、とってもオススメの方法です☺

大型を狙うにはこの他にも菌糸選び温度・湿度管理、種親選び等気をつけるポイントがたくさんあります。それについてはまた紹介記事を作成しますので、よろしくお願いします。

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それでは(^^♪

川西!!

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